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フローリングなどの床材には硬いものや重量物を落とした際に打痕という凹み傷が付きます。フローリング材はある程度の硬さまでは凹み傷が付かないように製造されており、合板を基材とし、その上の層にMDFやHDFという木質繊維板を重ね、仕上げに単板と呼ばれる薄い木のシートを貼り付けて作られています。通常はMDFやHDFが落下物に対して有効に働き、傷が付くことはありませんが、重量物が落下するなどのケースでは打痕が付いてしまいます。
打痕の補修方法には二通りあり、傷が付いているフローリングのピースを張り替える方法と、凹み傷の部分に樹脂などを注入し平滑にした後、着色と木目を描いて目立ちにくくする方法があります。